近年IT技術の発達により、ほとんどの業務でプログラムが使用されていることもあり、ITエンジニア・プログラマの需要が急激に増えています。
この職種は、多職種と比べて求人が多く年収が高いことから、現代社会でいかに必要とされているかが伺えます。
そんな大注目のITエンジニア・プログラマですが、実は意外にも、その技術は短期間で習得できます。
学習方法も多種多様にあり、ネットや本で勉強して、独学で習得を目指す強者もいますが、初心者が習得する近道は、『プログラミング教室・スクール』で学習することです。
理由は『初心者はエラーを解決するのに時間がかかるため、初期段階で挫折しやすい』からです。
どういうことかご説明しますと、まず『プログラミング』は『エラー』が多く発生します。
この『エラー』ですが、プログラミングに慣れているプロのエンジニアなら一瞬で解決するものでも、初心者のうちは時間がかかってしまいます。
このため、比較的初期の段階で「自分には無理かも・・」と嫌気がさしてしまい、挫折してしまうことが多いのです。
独学で試行錯誤するよりも、講師の手助けを受けながら、手を動かし学び続けるほうが、プログラミングは確実に、しかも速く上達します。
こうした状況を避けるために、『プログラミング教室・スクール』で学びましょう。
エンジニアの需要が高まる現代では、こうしたニーズに対応すべく、プログラミング教室やスクールが数多く開講され、受講者数を伸ばしています。
今回は、数あるなかから、どんなことにポイントをおいて選ぶべきなのか、どういった教室・スクールを選べば良いのかについて解説します。
スクールによる特色とカリキュラムの傾向
プログラミング教室・スクールと一言で言いますが、特色やカリキュラムも様々で、それぞれ特徴があります。
ここでは、特色やスクールによる特色の違いカリキュラムの傾向について解説致します。
ではまず、プログラミング教室・スクールによる特色の違いをみていきましょう。
スクールによって若干の違いはありますが、参考までに主な特徴を挙げています。
講義がオンラインに完全特化
文字通り、講義がオンラインに特化しているスクールです。
講義を受けるためにスクールに通う必要がなく、自宅にいながらプログラミングを効率的に習得することができます。
主な特徴は以下の通りです。
- 講義はオンラインで完結する。
- ほとんどが講師によるマンツーマンレッスンを行っている。
- 講師への質問もできるなどのサポート体制も整っているので、通学と同様のサービスが受けられる。
初心者向け
プログラミングは全くの初心者、という方向けの教室・スクールです。
主な特徴は以下の通りです。
- 初心者にも分かりやすい講義やテキストを展開している。
- 一人ひとりに合ったオリジナルカリキュラムを組むなど、未経験でも無理なく習得しやすいように工夫されている。
- 最後まで終了できるよう、質問し放題やカウンセリングなどのサービスを行っているスクールもある。
転職支援に定評がある
ほとんどのプログラミング教室・スクールは卒業後の就職支援にも力を入れていますが、
その中でも特に定評のあるスクールです。
主な特徴は以下の通りです。
- 無料カウンセリングを受けることができる。
- キャリアアドバイザーによる徹底したサポートを導入している
- カリキュラムを終了し、転職できなかった場合は全額返金するなど、転職保証つきの就職支援を行っているスクールもある。
受講料無料
文字通り、受講料が無料のプログラミング教室・スクールです。
なぜ、『無料』での運営が実現できるのでしょうか。
その理由ですが、通常プログラミング教室・スクールは、生徒からお金をもらって運営しています。
それに対し、無料教室・スクールの場合は、エンジニアを募集している『企業』から資金をもらって運営しています。
このため、無料のプログラミング教室・スクールは、就職・転職が前提となっていることがほとんどです。
主な特徴は以下の通りです。
- 入学金・受講料・教材費など、かかる費用が無料
- 全てのプログラミング言語の習得にかかる費用が無料のスクールもある
- 就職支援がしっかりしている
AIプログラミング等専門分野に特化
AI活用に必要なプログラミング技術であるPythonを始めとする、AI・データサイエンスを学ぶことのできるなど、データサイエンティストとして新たなキャリアを目指したい人向けのスクールです。
主な特徴は以下の通りです。
- 経験豊富な現役AIエンジニアから学べる。
- 知識だけでなく実務ですぐに使える技術を習得できる。
カリキュラムにみる傾向
ここでは、カリキュラムによる傾向を見ていきましょう。
主に一般的によく知られているプログラミング教室・スクールの傾向を2つご紹介します。
現役エンジニアが指導を行う『メンター重視志向』
メンターとは通常指標となる人物、つまり指導者のことですが、この場合は講師を指します。
この『メンター』つまり講師が現役エンジニアのため、実務経験をもとにマンツーマンの個別指導を行うことにより、実務に近い講義を受けることができます。
この現役講師の基準ですが、有名企業出身者やフリーランスとして活躍している、実務経験が豊富な熟練者を選りすぐっています。
このように、厳しい基準に合格した講師であることが『メンター』と呼ばれる所以であり、その質の高さには定評があります。
また、学習理論に基づいた、習熟度の高い学習メソッドを展開していることから、非常に質の高いカリキュラムを提供することが可能となっています。
現場至上主義
まさしく『現場至上』のカリキュラムで構成された『現場至上主義』のスクールです。
現場の実務で実際に使用することを想定し、そのための技術を教え、稼げるエンジニアになることをサポートしています。
現役エンジニアによるサポートは技術を教えるだけに留まりません。
講義の中で受講生との対話、助言を通し、現場で今まさに必要とされる技術のみを指導する、という手法を採用しています。
このことに加え、受講中の質問を無制限にする、マンツーマンでのビデオ通話を行うなど、挫折させないサポート体制を布いています。
プログラミング教室・スクールを選ぶポイント
では、プログラミング教室・スクールを選ぶ際は、どういったことに気をつければ良いのでしょうか?
ここでは、そのポイントをご紹介します。
①無料体験レッスンを受けられるか
プログラミング教室・スクールを選ぶ基準の一つとして、無料体験レッスンを受けられるか、ということがあります。
無料体験レッスンを受けることで、各スクールの比較検討をしやすくなります。
また実際の講義をお試しで受講することができる、講義の模様を見学できるなど、スクールによって内容や種類に違いがあります。
事前によく調べて、積極的に受講することをお勧めします。
②講師・レッスンはどのようになっているか
講師やレッスンがどのようになっているかもスクール選びの大事なポイントです。
卒業後、すぐにでも学んだスキルを生かしてエンジニア・プログラマーになりたい、という人がほとんどかと思います。
ですので、できれば実務経験豊富な現役エンジニア・プログラマーが講師をしているスクールがおすすめです。
また、レッスンも、実務に生かせるもの、無理なく習得できるカリキュラムになっているかをしっかりと考えて決めましょう。
③教え方・テキストは的確か
教え方・テキストについても、スクール選びの大切なポイントです。
マンツーマンでのレッスンを行っている、質問に対する回答が誠実、受講生のキャリアや目標に応じてオリジナルのカリキュラムを提案してくれる・・など、スクールによって提供する内容は様々ですので、自分の目的に合った教え方・テキストを事前によく考えて選びましょう。
④料金はリーズナブルか
プログラミングを学ぶための受講料も教室・スクールによって様々です。
その価格帯はおおよそ20万円台~50万円台までと幅広く設定されています。
この価格差の原因は主に、レッスンのサポート体制の充実度、就職支援の手厚さなどによるものです。
また受講料の他にも、初期費用として入学金や、延長した際の延長料金、分割にした場合は手数料なども発生しますので、必要経費として考えていたほうが良いでしょう、
自分がどういったキャリア形成をしていきたいのか、就職までの目標期間や、目指すキャリアに見合った料金を考えて選ぶことをお勧めします。
⑤オンラインに対応しているか
通常プログラミングスクールはオンライン特化、もしくは通学・オンラインの両方での授業を行っている、という2パターンに分かれますが、ここも確認しておきましょう。
オンラインでの授業はほとんどの場合、自分の都合の良い時間に受講できるため、無理にスケジュールを調整して教室に通う必要がないことがメリットです。
また質問も、自宅のパソコンで講師と直接やりとりができるサービスを行っているスクールもあります。
対応時間にはスクールによって違いがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
⑥スクールまでのアクセスは良いか
『オンラインでの授業も良いけど、講師から直接学びたい』『講師に直に質問したい』といった場合は、通学での受講を選択するという方法もあります。
スクールによってはオンラインと通学のどちらでも受講できるところがあります。
この際、アクセスが良いかどうかも重要なポイントとなります。
通学での受講を選択したのは良いが、職場や自宅から遠く、アクセスが悪いというようでは、通学時間の折り合いがつかず、挫折する原因にもなりかねません。
ここも重要なポイントとして抑えておきましょう。
⑦開講時間は自分に合っているか
開講時間が自分に合っているかもしっかりと確認しておきましょう。
普段の生活サイクルに合っていないと、受講そのものが危うくなってしまいます。
また質問ができる時間帯が決まっているスクールや、レスポンス(回答)もタイミングを逃すと回答が翌日以降にしか返ってこない、といったスクールもあります。
事前にしっかりと下調べして、自分に合った時間に受講できるスクールを選びましょう。
⑧学習サポートは充実しているか
学習サポートが充実しているかも重要なポイントです。
最後まで講義を終了し、エンジニアとして活躍してもらうよう、スクール側も様々に工夫を凝らしています。
完全マンツーマンでの授業を展開していたり、教室通い放題や、バディ制度を設けてきめ細かなコーチングを行ったり、講師への質問回数無制限などのサービスを設けているスクールもあります。
自分の目指すキャリアに到達するために、学習サポートのしっかりしたスクールを選びましょう。
おすすめのプログラミングスクール
ではここから、おすすめのプログラミングスクールをご紹介します。
受講料が無料
0円スクール
0円スクールは、就職・転職に強く、未経験から最短3ヶ月でプログラマーになることを目指すスクールです。
特徴:
- 拠点は東京・札幌・仙台・神戸・福岡・名古屋
- 入学金・受講料・教材費が無料
- 初心者からでもJava言語を習得することで、未経験から最短3ヶ月でエンジニアになることを目指す
- 現場目線のカリキュラムと講師による徹底サポートが充実している
プログラマカレッジ
プロエンジニアが開講する、国内最大級の就活直結型プログラミングスクールです。
特徴:
- 受講料無料
- 実践型の勉強法を重点的に行っており、ECサイトやアプリなどのサービスを受講生自らが制作
- 就職・転職サポートも充実している
- 無料相談、無料見学受付を実施している
初心者向け
TECH::CAMP プログラミング教養
テクノロジーが主役の時代に成果を出すことのできる人材を育成するために創設されたプログラミングスクールです。
未経験でも挫折せずに学べる工夫を凝らしたカリキュラムに定評があります。
特徴:
- オンラインのため全国で受講可能
- 最新の情報を提供できるよう、常に改善を行い、未経験でも一読して理解できる教材作りを行っている
- 分からないことは24時間オンラインで講師へ質問し放題のサービスがある
- パーソナルメンターとの個別面談では、学習計画についてのアドバイスを受けられる。このパーソナルメンターは最後まで寄り添い続け、卒業へと導くため目標達成しやすい
- 無料オンライン体験会を実施している
ゼロイチプログラミングスクール
『未経験でもコーディングができるようになる』
『たった60日でコーディングをマスター』
といったキャッチフレーズを掲げており、文字通り初めてでも、短期間でエンジニアとして活躍できるようになる内容が充実しています。
特徴:
- 実践的な動画レッスンが全10回ある
- 個別&グループフォローアップが毎週1回ある
- グループチャットがあり、わからないことは都度質問できる
- zoomによる全体交流会が2回ある
オンラインに特化
tech academy
『自宅で現役のプロから学べるオンラインブートキャンプ』で、プログラミングやアプリ開発を学ぶことができるスクールです。
特徴:
- 受講スタイルはオンライン完結のため、自宅にいながらプログラミングを効率的に学ぶことが可能
- 短期間で実践的なプログラミング・ITスキルが習得できる
- 現役エンジニアのメンターによる週2回のメンタリングにより、マンツーマンで学習を徹底サポートしている
- 無料体験があり、学習システムやカリキュラムを見ることができる
code camp
自立してキャリアの可能性を広げることを目指し、「自走力」を鍛える指導方針です。完全オンラインでありながら、レッスン満足度96.6%のスクールです。
特徴:
- ITスキルを現役エンジニアからマンツーマン学べる
- レッスンは365日、朝7時~23時まで受講可能
- 目的に合わせた最適なカリキュラムで目標達成をサポートしてくれる
- 未経験から『自分で作る』スキルを習得できるコース展開を行っている
- 無料体験は、毎日7時~23時まで開催。実際に学ぶ内容が確認できる
就職・転職支援に強い
DMM webcamp
最短3ヶ月間でプログラミング未経験者をエンジニア転職に導くことが最大の目標で、転職率は98%の実績を誇ります。またエンジニア転職のプロによるキャリアサポートが強みです。
特徴:
- 転職できなかった場合、全額返金を受け付けている
- 質問し放題で、疑問には適切・丁寧に回答している
- 全コースオンライン対応可能で、学習に集中できる環境を提供している
- 無料カウンセリングがあり、キャリア相談ができる
DIVE INTO CODE
『すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会を作る』というビジョンのもと、日本トップレベルの教育と徹底的なサポートを提供。
本気でエンジニアを目指す人を育成するためのスクールです。
特徴:
- 就職サポートは、履歴書や、オリジナルアプリケーションのコード添削を好きなだけ依頼できる
- 機械学習エンジニアコース、webエンジニアコース(フルタイム)は、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座として認定されている
- 卒業生には半永久的にオンライン上のテキスト閲覧権が付与され、好きなだけ復習できる
- 無料体験コースがある
まとめ
ここまで、プログラミング教室・スクールを選ぶポイントとおすすめスクールをご紹介してきました。
まとめると、
- スクールによって、特色とカリキュラムには違いがある。
- プログラミング教室・スクールを選ぶ際には、
- 無料体験レッスンを受けられるか
- 講師・レッスンはどのようになっているか
- 教え方・テキストは的確か
- 料金はリーズナブルか
- オンラインに対応しているか
- スクールまでのアクセスは良いか
- 開講時間は自分に合っているか
- 就職支援は手厚いか
- 学習サポートは充実しているか
といったポイントを抑えて検討すると良いでしょう。
プログラミングはこれからますます需要が増える職種です。
この記事を参考にして、賢く教室・スクールを選び、あなたもエンジニアとしての一歩を踏み出しませんか。
コメントを残す